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「茶太 Works Best III」に"Cloudy"を収録していただきました!
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    2/12にティームエンタテインメントさんから発売される「茶太 Works Best III」に「メルルのアトリエ」挿入歌で僕が作詞作編曲を担当させていただいた"Cloudy"を収録していただきました!
    茶太さんの歌やコーラスは透明感があってすばらしいですね。そしてギター・ベースはおなじみDaniさんです。Daniさんは茶太さんの作品にもたくさん参加されているので相性は抜群!"Cloudy"を気に入られた方は茶太さんとDaniさんがコラボされている他の楽曲もぜひ聴いてみてください。

    さて、"Cloudy"は"Shiny""Windy"に続くお天気シリーズ(笑)のタイトルなのですが、どんより曇った空というわけではなくて夏の入道雲が広がる雲みたいなさわやかなイメージで、雲のように自由にどこまでも行ってみたいという(ゲーム開始時点の)メルルの願望を投影したつもりです。ただ、曇り空じゃなくてそういう「雲が広がる晴れた空」をCloudyと表現してもいいのか・・というのがわからなくて画像検索とかもしてみて、まあイメージどおりの画像がヒットしてはいるのでおそるおそる決定しました。でも思いっきり間違ってるかもしれん!英語が堪能な方にちょっと伺ってみたいですね。

    歌詞はお城を飛び出して見たことのない遠い世界に飛び込んでみたい、というメルルの心情をストレートに表現してみました。何でもできるような何もできないような、無謀とヘタレが共存したような青春時代特有の不思議な気持ち。大体はすらすらと書けたんですが一箇所だけ、2番の「通り過ぎてく/景色はいつも/抱えきれない/手紙のようで/瞬きもせず/見つめてたいけど/できやしないね/○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 」の最後のワンフレーズがいいのがでなくてちょっと悩みました。最後キレイに締めなきゃ・・みたいな意識から肩に力が入ってたんだと思うんですが、うんうん考えながらたまたまふっと見たTV番組のネタがツボにきて思わず笑ってしまって「ああ、これでいいや。『笑ってどうぞ』だ」という・・アホみたいな話ですが真実です。だからこれ「どうぞ笑って」の倒置じゃなくて「さあさあどちらさんも笑ってどうぞー!」とか、そっちのほうです。実は収録中にも茶太さんに確認されたんですが、あの時僕うまく伝えられていたのだろうか(笑)

    ちなみにこのCloudy、ゲーム内バージョンでは曲の構成が違います。(サントラには両方収録)最初のイベントでアールズのお城が出てくるので、それに合わせてもともとは後ろのほうにあった鐘の音のようなギターの輪唱(輪奏?)を冒頭部分にもってきました。このギターのフレーズは特に鐘の音をイメージして作ったわけではないんですが、イベントシーンとあわせてみると鐘の音に聴こえてきたので、ならば、と。映像にあわせてこんな感じに編集したりするのもまた楽しいですね。

    恥ずかしいんですが曲のほうの元ネタもちょっとばらします。
    冒頭部分のギターのアレンジで、右チャンネルがミュートピッキング、左チャンネルは同形のアルペジオを通奏的にくりかえします。これは僕の好きなあるバンドがかつて一度解散する前に出したラストシングル曲を意識しました。あまりに有名なバンド&有名な曲なのでハッキリとはばらしません!そういえば今年は午年ですねー。

    この曲、電車に乗って車窓の風景を眺めながら聴くとテンポがバッチリ合ってすごくいいんですよ。旅行や出張のときにいつも聴いてます。
    お天気シリーズタイトル、まだRainyとかSnowyとか残ってますね。いつか作るぞー。


     
    | 阿知波大輔 | メルルのアトリエ | comments(0) | - | - |
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