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怪獣映画が好き!
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    ゴジラが再度ハリウッドで映画化されるそうで!
    予告を見る限り、ゲームの「地球防衛軍」みたいに歩兵(飛んどるけど)が直接ゴジラとやりあう感じかな?雰囲気的には漫画「神の獣」っぽい感じもありますね。というわけで期待をこめて、こんな記事です。

    いい年して、怪獣映画が大好きです。まあ小2病の典型的な症状なので致し方ありません。ですが、いわゆる怪獣プロレスとかどいつが強いの弱いのってのはあんまり興味がなくて、いわゆるIFストーリー、ディザスタームービーとしての完成度が高い怪獣映画を観てみたいというのが願望です。
    もしもありえないくらい巨大で敵意があり、コミュニケーションもとれない生物?が現れたらどんなことが起こるのか、どうすればそれから逃げられてどうすればそれを排除できるのか、あるいはそいつの正体はなんなのか、というのをあれこれ夢想する楽しみの先に怪獣映画はあってほしいと思います。

    例えばここにマスターアップが数日後に迫ったゲームを開発中のあるゲームメーカーがあったとします。深い意味はありませんが仮にG社としましょう。そんなくそ忙しいときに怪獣なんてものが現れて会社に迫ってきた日にゃ経営者は、プロジェクト責任者は、現場スタッフはどんなことを考えてどんな行動をとるだろうか、とか。そんなIFストーリーの楽しさが怪獣映画の大きな魅力のひとつだと思うわけです。数日後に迫ったものはアイドルの解散コンサートでもワールドカップの決勝戦でも幼稚園の運動会でも、それぞれにおもしろいドラマが展開することでしょう。
    そういった意味では怪獣そのものの姿というのは別にスクリーンに出なくてもよいわけで、「大怪獣東京にあらわる」なんてそんな発想で作られた映画でした。おもしろかったです。

    一方で、もし人類を滅ぼしかねない超巨大生物なんてものが現れたら、それは人類がその英知を結集して遠慮なくボコボコにできる対象という稀有な存在になるだろうと思われます。日本も含め、たいていの国では厳しい財政の中でも軍事予算を割いてつねに新兵器を開発したり軍事的な訓練をしますが、それが運用される事態というのはもちろん極力起こって欲しくない。開発してるほうは少しでも高性能なものを作るべく日夜邁進しているのに、完成したプロダクトは無用の長物となってくれたほうが人々にとってはありがたいという二律背反な現実がある。
    だったらば、架空の純粋悪というかほとんど自然災害に近いものを創造してそいつを映画の中で大暴れさせれば、最新鋭兵器が遠慮なく全武装をぶっ放して思う存分活躍できる大義名分が生まれる。全人類共通の敵なんて、こんな都合のよい「的」はないわけです。見てるほうだっておお現代兵器やるじゃん!と気持ちよく映画を楽しめるんではないかと。まあお話の中のことではありますが。付け加えれば、怪獣に上記のようなアイデンティティをもたせた以上、「怪獣にだって命があるんだ!」とか「怪獣退治は本当に正しいことなのだろうか!?」とかそういうペラいアレ、いらんです。種としての存亡がかかっているときに天敵を気遣うアホはおらんので。

    さて、ディザスタームービーには沢山種類がありますが、地震、火事、台風、津波あたりの自然災害ものはレンジャーや乗り物くらいはかっこよく活躍できますが兵器・火器はとくにお呼びでない。隕石ものというのもありますがこれもあんまり火器で撃退というわけにはいかない。で、隕石ときたら次は宇宙人の襲来とくるわけでこれは昔から結構作られてきた。でもウェルズの「宇宙戦争」は基本的に人類は逃げ惑うばかりなのでパニックストーリーとしては面白いですがいまいち爽快感がない。「インデペンデンス・デイ」はやっつける爽快感はありましたが空中戦メイン。「マーズ・アタック」は・・ありゃ何だろう、いなたいマクロス?(笑)ほくそ笑んでしまうようなブラックな面白さはあれど爽快感とは違いますね。

    ここはやっぱり大地を揺るがして迫る「撃ちがいのある」大怪獣を10式、M1、レオパルド2、チャレンジャー2、ルクレール、T90、99式なんて面々が一同に会して主砲をぶっ放してやっつけた!やったぜ人類!という「MBTオールスターズDX」的な爽快感を味わいたいわけです。あ、申し遅れましたがわたくし戦車オタでもあります。
    ちなみに「怪獣が強力な磁場を発していて現代兵器が使えない!」とかそういういらん縛りはくれぐれもやめていただきたい。あと怪獣側に意外な弱点があってそれまでの経緯に関係なくコロッと勝てちゃいましたor自滅しましたばんざーい、なんてのもやめていただきたい。逆転のきっかけになるとか、それくらいならいいんですけど。
    基本的には真正面から総力戦でまわりの建物とか壮絶にぶっこわしながらボッカンボッカンやりあってほしいですね。日常で見られない光景ほど映画で見てみたいわけですから。あと、何らかの方法で怪獣の残り体力が分かって戦略立てながら戦うなんてのも「七人の侍」みたいでいいかも。

    今までの怪獣映画でダントツに好きなのは「ガメラ2 レギオン襲来」です。自衛隊がかっこいい!NTTありがとう!と怪獣者にも好評の映画だと思いますが、SFやIFストーリー、フェイクドキュメンタリー的なおもしろさもあります。自衛隊の出動を総理?が説明つきで要請するシーン、芝居がかってない感じがいいですね。ワイドショーの速報、ファミレスの窓の外を進軍する90式、パチンコ屋のネオンに群がる群体とか日常と非日常を混在させる演出もゾクゾクします。
    また、本来後ろ暗い戦争の道具たる戦車を戦車道という奇想天外な設定の中でかっこよく活躍させ、なんと青春ストーリーに仕立て上げてしまったアニメ「ガールズ&パンツァー」もすごくおもしろかったです。これなんかもうIFストーリーの極みという感じですね。怪獣でてこんけど。ゲーム版のガルパンにはモンハンみたいに怪獣相手にみんなで戦えるモードがあるとおもしろいんじゃないかなあ。

    あー書いた書いた。
    それでは新作ゴジラもおもしろい映画になることを願って、長文おしまい。
    | 阿知波大輔 | よもやま話 | comments(0) | - | - |
    ぼくのかんがえたさいきょうのハード
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      新ゲームハードの発表で盛り上がってますが、中学生の頃「ぼくのかんがえたさいきょうのハード」を妄想してたのを思い出します。痛さ爆発。
      でも、当時のゲーム好き中高生にそういうの妄想してる人は多かったのでは。
      そんでまた、当時のハード状況はスペックとかを妄想するのがすごく楽しかったんですよね。以下、興味のない方にはわかりづらい言葉が頻出しますのであしからず。

      時代は昭和から平成に切り替わるあたり。PCエンジン、メガドライブ、スーパーファミコンが相次いで登場した頃です。家庭用ゲーム機は基本BGとスプライトによるグラフィック、媒体はROMカセット・ROMカードが主流でCD再生やストリーム再生はできませんからサウンドは内蔵音源が前提。
      BGは何面持てるのか。スプライトは何個表示できるのか(そして何個横に並べられるのか(笑))BG・スプライトの拡宿回転は。解像度は。色数は何色で、そのうち何色同時使用可能か。音源方式は。同時発音数は。汎用的な設計を志向する最近のゲームハードと違い、当時はこういった要素が機種によってまちまちで、前述の3機種もグラフィックやサウンドにそれぞれ固有の特徴がありました。
      たとえば音源方式ならスーパーファミコンはPCM音源、メガドライブはFM音源+PSG音源、PCエンジンは波形メモリ音源。
      カタログスペックからはわからないこともあって、たとえばPCエンジンは唯一8ビットマシン(他2機種は16ビット)ですが単純な処理ならむしろすごく速いのでシューティングゲームなどが得意とか、メガドライブはパレットの仕様がシビアで他機種にくらべてなんかグラフィックがザラザラしてるとか(笑)
      それぞれの選択肢に長所と短所があるので好みも分かれ、人それぞれの「さいきょうのハード」を妄想できたわけです。

      では、僕の妄想ハードはどんなだったかというと・・
      僕は当時ナムコのシステムIIというシステム基盤を使ったアーケードゲームが大好きでした。ワルキューレの伝説、ドラゴンセイバー、メタルホークなんかがそうですね。それを家庭用機に落としこんだものをナムコが出す・・という設定(笑)でした。何でナムコ?と突っ込まれそうですが、新ハード登場期、ナムコも新ハード参入してほしい!なんて風潮が雑誌やなんかであったように記憶してます。今思えばそれこそ妄想だとは思いますが。いや願望というべきかな。
      基本システムII準拠なのでCPUは68000のツインでBG2面、スプライト個別に拡縮回転機能。音源はYM2151(FM音源8ch)+PCM音源8ch。
      メディアはROMカートリッジでもCD-ROMでもなく、3.5インチ2HDのフロッピーを想定してました。おお、ちょっと独創的?当時CD音源のBGMになんか抵抗があったのと、ROMより小規模の量産がききそうなこと(後述しますが、マシンが高価でニッチ向けなのでそんなに普及しないという想定・・!)でも弱点としては違法コピーが横行しやすいかも・・とかいらん心配までしてました(笑)あと、3.5インチのフロッピーってデザインが未来っぽい感じで好き。今でも円盤メディアよりかっこいいと思います。
      実際にアーケードゲーム機で3.5インチフロッピーでデータ供給するシステムもありましたね。セガのシステム24がそれで、ホットロッド、ゲイングランド、スクランブルスピリッツ、ボナンザブラザーズとか。あー、このシステム基盤も好きだったなあ。画面クッキリしてて・・

      値段はスペックが贅沢だからある程度高価になるのは仕方ないと予想して39,800円とか(笑)適度なリアルさを加えたほうが妄想は捗るのです!
      名前まで考えてました。・・うーん、これが一番恥ずかしい・・でも晒す!
      その名も"Insect"!アイタタタ。昆虫好きなもんで。
      本体やコントローラーも一生懸命デザインしてノートに落書きしてましたとも!

      よーしカミングアウトしたぞ!僕の痛妄想よ、25年の歳月を経て天に召されるがよい。

      | 阿知波大輔 | よもやま話 | comments(0) | - | - |
      "EUSTOMA"と万葉集
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        先回の「ドキドキプリキュア」で百人一首にはまる六花ちゃん、中学生らしくてよかったですね。今期の六花ちゃん推しは決まりだったんですがこのエピソードでまた好感度が上昇!まあ歴代青キュアは青いってだけで応援対象なんですけどね。球団色ですから。今年は今んとこドベゴンズですが。がんばってくれ〜。

        かくいう僕も百人一首は大好きです。どのくらい好きかというと、会社の慰安旅行にDSと「百人一首 時雨殿」を持ってったけどみんなバンブラとかモンハンやっててだーれも対戦してくれなくて、仕方なくひとり部屋の隅でCPUの蝉丸と対戦してたくらいには。
         
        百人一首ではないですが、和歌をモチーフに書いた詞なんてのもあります。
        書籍「アトリエシリーズ オフィシャルクロニクル」の付録CDに収録の霜月はるかさんの「EUSTOMA」。タイトルとかビジュアルは洋風ですが、この詞の裏モチーフは万葉集に収められた額田王の

        熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな

        という歌です。
        歌詞に「帆を掲げよ 月の海へ」とか「飛鳥」とか出てくるのはそのためです。
        この歌は百済の役・白村江の戦いに向かう船団を鼓舞しようと額田王が詠んだといわれています。
        実際には663年に倭軍はボコボコに負けるわけで(「むろんざん(663)ぱい 白村江」と覚えましょう)、曲調もちょっと悲壮な運命を予感させる感じにしてはあるんですが、あくまで裏モチーフということで、どんな物語・結末かは聴く方それぞれにイメージしていただければよいと思っています。

        ちなみに、ここらへんのお話を漫画で手軽に読みたいと思ったなら!
        「天の果て 地の限り」が超オススメです!大和和紀先生の漫画で一番好きかも。
        額田王がめっちゃ美少女(黒髪ロング)に描かれてて萌え転がれるのはもちろんのこと、超ロンゲの鎌足!ロバート・プラントみたいなカーリーの中大兄!強大な兄にブラコン丸出しの大海人!などなど漫画ならではのアレンジ・脚色による見所盛りだくさん!
        いや、イロモノじゃなくて本当におもしろいのでぜひご一読を!
        | 阿知波大輔 | よもやま話 | comments(0) | - | - |
        退社のご報告
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          私事で恐縮ですが、昨年7月をもちまして一身上の都合により株式会社ガストを退社させていただきました。すでに半年以上が過ぎておりますが、改めてここに報告させていただきます。

          1996年に入社してすぐに「ウェルカムハウス2」のサウンド制作を担当させていただいて以来、たくさんのタイトルのサウンド制作を担当させていただきました。ガスト社内の皆様、協力会社・フリーランスの皆様、そして何よりご声援をいただいたお客様に深く感謝の意を表します。
           
          退社は私的な事情によるものですが、ガスト様のご厚意により、本年6月27日発売予定の「エスカ&ロジーのアトリエ〜黄昏の空の錬金術士〜」には外部スタッフとして参加させていただきました。 1997年発売の第一作「マリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士〜」以来長く携わってきたアトリエシリーズのサウンド制作に退社後もこうして関わることができ、大変光栄に存じます。 
           
          今後、ゲームサウンドの制作業務に関しては個人フリーランスという形態で続けさせていただきます。全力で取り組んでまいりますので、楽曲制作・効果音制作・音声編集などお力になれることがあればお気軽にお声がけいただければ幸いです。ご依頼・お問い合わせはこちらのフォームからお願いいたします。
           
          最後になりますが、長い間支えていただいた周囲の皆様、お客様、本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
          | 阿知波大輔 | よもやま話 | comments(0) | - | - |